目標の高さはどの程度がいいか?(4択クイズ)
先週、毎年恒例の半年間のプログラムがスタートしました。これから2月の発表
会に向けて、受講者の皆さんには、一生懸命取り組んでもらうことになります。
月に1回集まってもらい、前半はインプット中心、後半はアウトプット中心という
ことで取り組んでもらう中で、初回は、参加企業の財務データ分析に取り組んで
もらいました。
私から、一通り財務会計と財務分析について概略の講義を行い、グループに分かれて、
対象企業の財務分析を行ってもらいました。
さて、その際に、私のプログラムなので、バックキャスティング発想で取り組もうと
いうことで、各グループに事前に目標を定めてもらいました。
以下がグループ別の目標表現となのですが、実は、スタート前に設定する目標で
だいたい結果の順位の予想がつくのです。
(A)その会社の未来につながる分析
(B)来年度の利益をアップできる分析
(C)数値を使い、原因を分かりやすくする
(D)財務分析スキルが身に着くようにする
さて、この4つのグループで、一番結果が良かったグループと、悪かったグループ
を当ててみてください。
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さて、この演習(ワーク)の結果の順位ですが、受講者17名の人達に、相互投票を
してもらいました。
その結果は、以下の通りで、(A)グループが1位、(D)グループが4位となりました。
(A):7票
(B):5票
(C):4票
(D):1票
いかだったでしょうか?
皆さんの予想は当たりましたか?
私の事前予想も、(A)か(B)が1位、(D)が4位でした。
(D)グループが最下位だったのは、財務分析の中身に関する目標が無かったからです。
そうするとどんな財務分析をしてもいいということになりますから、
低レベルの財務分析で満足してしまうことになります。
(A)グループがトップだったのは、単に過去データを分析して傾向を掴むだけでなく、
これからどういう課題に取り組むかということを視野に入れた目標だったので、
その分、いい財務分析になりました。
(B)グループとの違いは、(B)グループは翌年度という短期的な視点だったので、
分析が短期的提言に留まるためです。
演習結果の発表は、内容だけでなくプレゼンのうまさなども影響しますので、
なかなか予想通りいかないこともありますが、今回は、ピタリと当たりました。
どういうことかというと、到達点のレベルは、最初の目標設定でほぼ決まってしまう
ということです。
即ち、高い目標設定を行えば、同じ時間内でも高い所にたどり着けますが、
低い目標設定では、低いところまでしかたどり着けないのです。
ですので、物事に取り組む際には、なるべく高いレベルの目標設定をしたほうがいい
又はさせた方がいいということなのです。
人間は弱い生き物なので、自分達で設定した目標にたどり着けたと思えると、
そこで頭と手が止まってしまうんですね。
ですから、最初の目標設定が重要なのです。
歴代の名経営者と呼ばれる人たちは、皆、部下に高いレベルの目標を求めました。


